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過ごしやすい季節になってきました。
秋の夜は空を見上げては昔の失恋を思い出したり、会ったこともない未来のパートナーに思いをはせたり、
ほんの少し他人について思いやったり、自分と向き合ったり、感傷的になることが多くあります。
そんな時に、このおじさんの被害者たちの人生を考えてしまうのです。
おじさん以前、おじさん以後。
おじさんが未だに逮捕されていないのは、恐らく被害者たちは完全に記憶が亡くなっていて何事もなかったかのように日常に戻っているからだろうと思うのです。
しかし、おじさんにされた非道は確実に潜在的な意識に残るでしょうし、あの地獄のような体験をして何もないわけがないのです。
しかも、毎回精子を中に出されているわけで、気づいたら鬼畜の子を妊娠している女性もいるでしょう。
何か世界が変わった気がする…
そんなことを言ったところで、変わり者を自己演出した不思議ちゃんと思われるだけで誰も何も信じてはくれないでしょう。
もしかすると潜在意識が男を拒絶して、無自覚の男性恐怖症になってしまうかもしれません。
そんな彼女たちを想像すると切なくなるのです。
これから歩んだであろう幸せな未来。
今まで大切に積み上げてきた幸せな過去。
それらがジェンガのように一瞬でバラバラと崩れ落ちる。
おじさんさえいなければ。
心の底からそう思うのです。